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他人と妻【01】

妻とは、心の中ではお互いが岩崎との日を意識しながらも、日常の家庭的な営み… 朝夕の食事や夫婦としての会話は今まで通り繰り返しました。(二人とも、努めてそうしていたのかも知れません)

自らが望み、妻にその願望を告白し、実際の行為とすることを求めながらも、初めての経験に対する不安があることに変わりありません。

初めてへの事への不安…
しかし、それは私がまだ知らない、今の日常の先にある新しい出来事に対する期待の裏返しなのかもしれません。
暗闇の中での不安とは逆の、扉の隙間から中の光が漏れている未知のドアを開けることのような、心の高鳴りを伴う不安なのです。

19才の頃、初めてのセックスを経験した時のことを思い出しました。

相手は当時の彼女で、年齢は私より1才年上、ちょうど20才でした。真面目で清楚な雰囲気の女性に惹かれるのは、この頃からかもしれません。

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後で知ったことですが、彼女は私が勝手にいだいた印象とは異なり、既に数人とのセックス経験がありました。
焦りから、なかなか挿入の出来ない私を気遣い、勃起した茎に彼女が手を添え、秘部の奥へと導いてくれたのです。

私の上に重なり、ゆっくりと体を動かしながら、彼女が今までに漏らしたことのない声… 喘ぎの声を聞いた時、私は彼女の中に別のもう一人がいるように思えたのです。

今まで私が目にしていた清楚な彼女と、喘ぎの声を漏しながら身悶える彼女が再び私の中で重なり合った時、言い知れぬ悦楽の極まりを感じました。
僅かな交わりの時の中で、私は恍惚の快楽に浸りながら果てました。体を反らし、私自身も唾液に濡れた喘ぎの声を漏らしながら、脈打つ精を放ち続けたのです。

全てを終え、放心したように仰向けになったままの私の下腹部に彼女が手を伸ばし、生温かい精液で満たされた避妊具の始末をしてくれたとき、彼女が口元に浮かべた微かな笑みが、私が初めて見る大人の女の姿でした。

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初めての経験は、未知なるが故に計り知れない程の満たしを私に与えてくれました。
もしかしたら私は、妻を他人へ差し出すことに、それと似た感情を密かに抱いているのかもしれません。

もちろん、この2つは決して比べることが出来るようなものではありません。

一方は誰しもが経験する、恋愛を深め合うための大切な過程の一つ…
もう一方は、決して口にも出来ない、想うことすら禁じられる不貞極まりない願望なのですから。

しかし私にとっては両方とも、未知の中に隠れた新たな悦びを見い出す入り口であるように思えたのです。
当時の彼女が私に見せた、別人のようにも思える淫らな姿…
それを初めて目の当りにした時と同じ悦びを、今になって妻にも求めているのでしょうか。

岩崎からは、既にホテルの予約が済んだとの連絡がありました。
私は約束の日が来るのを、19才だったあの日のように、恋焦がれる想いで待ち続けたのです。

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他人と妻【02】

岩崎との約束の前日、定時どおりに会社から帰った私は、自宅の最寄り駅で妻と待ち合わせしました。

駅前のスーパーで夕食の材料を選んだり、日用品を買い足したりと、普通の夫婦の時間を今までのように過ごしたのです。

最近は、妻が買い物をする姿を意識して見つめることが少なくなったのかも。結婚して間もない頃は、彼女の買い物姿を眺めるのが好きでした。自分の妻の主婦らしい姿に、彼女と結婚したんだという実感で満ち足りた気分になったのです。

そんなことを思い出すのも、明日の土曜日に迫った約束の日に対する様々な感情が、忘れかけた結婚当時の気持ちを呼び起こしたからかもしれません。

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家に帰り、妻が作った夕食を一緒に食べた後は、テレビの前のソファーに並んで座りながら時を過ごしました。

「ね、お風呂沸いたから、あなたから先に入れば」
「なあ… 一緒に入ろうか…」

私と妻は週に1回程、二人で入浴しています。普段は浴室の中でふざけ合ったり、じゃれるように抱き合ったりしながら、一緒にいること自体を楽しんでいたのです。

でも、この日はいつもとは違いました。明日の前に、私はもう一度、明るい中で妻の体の全てを見つめ、両手で彼女の肌を感じたかったのです。胸に秘めた想いの揺れが、私をそうさせたのでしょう。

「じゃあ… 先に入って待ってて…」

妻は、普段とは違う私の奥底を察した上で応じてくれました。彼女も、明日の前に私と特別な時間を過ごしたかったのだと思います。むしろ、何もなく日が変わることが、逆にいたたまれなかったのかも。

私は浴室の中でシャワーを浴びながら、妻を待ちました。
あの日以来、何度も想い描いた場面… 岩崎と妻が重なり合う姿が明日には現実となるのです。

描いた妄想に鼓動が高まり、次第に強張る肉茎が、浴室の大きな鏡に写し出されています。
結婚以来、妻は私の強張りだけを愛し、私の精だけを受け入れてきました。その妻が、明日は他人の茎に愛され、体の奥まで貫かれるのです。

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由香里は浴室に入ってすぐ、私の下腹部が既に彼女を欲しがっていることを察しました。
私は立ったままの彼女の肩からシャワーをかけ、体の隅々を湯で濡らしたのです。無数の滴が肌を流れ落ち、体の輪郭を透明な流れが撫で回します。

私は零れ落ちる程のボディソープを手のひらに取り、泡立てるように妻の体に塗りました。
10本の指が白い泡の中で肌を這いずり、彼女の息遣いを徐々に高めていきます。いつしか二人の体は白い滑りで包まれ、お互いを強く抱き締めながら同じ悦びを分け合ったのです。

私にとって浴室での行為は、まるで他人に妻を差し出す前夜の儀式のようなものだったのかも知れません。やがて岩崎が抱く彼女の体を、私自身の手でより艶めかしく、より美しくしたかったのです。

妻の体の虜になり、彼女の淫らな喘ぎの中で性の欲を満たす他人…
妻を抱きしめながら本能のままに体を震わせ、極上の射精に身悶える他人…

それは残酷なまでの嫉妬に満ちながらも、夫としてこの上ない自尊心をかき立てる光景なのです。

妻の体に付いた泡をシャワーで洗い流した後、彼女の片脚を浴槽の淵に乗せました。
互いの体を抱き合うように支えあいながら、立ったままの姿勢で下腹部を重ね合わせたのです。

秘部の奥深くまでを強張りで貫いた瞬間、二人の口から同時に喘ぎの声が漏れました。それは狭い浴室の中で、まるで一つの悶えのように絡み合ったのです。

今夜限りの私だけの妻を愛しながら、体の奥から迸る精の兆しを堪え続けました。少しでも長い時間、そのまま彼女と結ばれていたかったのです。

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次第に降りてくる悦楽の極みに震える体を、力が抜けそうな脚で必死に支えました。

「由香里… もう出ちゃう、出ちゃうよ…」

私は妻の顔を見つめながら、哀願するような声で、精を放つ誘惑に堪え切れないことを訴えたのです。

彼女は溶けそうな眼差しで頷いてくれました。

下腹部を妻から離し、狂おしいまでに張りつめた肉茎を秘部から一気に抜き出すと、そのまま彼女の脚に亀頭を押しつけながら、白く濁った粘液を迸らせたのです。
由香里の全てを求めながら、夫の証である飛沫を脈のように浴びせ続けました。妻の脚を、幾筋もの滴りが白い線を描きながら、ゆっくりと流れ落ちます。
妻を濡らす証の跡を眺めながら、至福の快楽が過ぎ去る余韻を味わったのです。

浴室の中で混じり合った二人の荒い息が、次第に静かになってていきました。
私も妻も、今の交わりが「普通の夫婦」として最後のものであることを心のどこかで思いながらも、そのことは口にしませんでした。

浴室での前夜の儀式は、言葉に託せない想いを伝え合うための必然だったのです。

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他人と妻【03】

岩崎と合う当日、私と妻は日中は家の中で過ごし、夕方頃から出かけるための身支度をはじめました。

妻は着ていく服装に悩んでいる様子でしたが、彼女の方からは私にアドバイスを求めたりはしませんでした。他人に脱がされるための服を、彼女から夫には聞けないのだと察しました。

私は妻に、貞淑さを漂わせるような服装を着せました。今夜、岩崎と合う理由が何であれ、着衣を身にまとう間は、清楚な妻の姿を彼に見せたかったのです。

紺のブレザーと白のタイトスカート、ハイヒールは小さな金の飾りが付いたもの、下着は白に控え目のレース… 全て、私が理想とする、貞淑な妻である娼婦を演出したものでした。
そして、その一枚一枚が岩崎の手で脱がされるためのものなのです。

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私はこの日のために買った避妊具を上着のポケットに入れました。
無色で薄い膜の、装着感の少ない高級品です。わざわざそれを準備したのは、少しでも岩崎に由香里の体を、直接に近い感触で味わってほしかったからなのです。

他人が自分の妻を抱くための避妊具を、夫が自ら用意する…

それまでの私には想像すら出来なかったことです。
今の私にとっては、他人が自分の妻の素晴らしさを思い知ることが、何よりも優越感を満たすことなのです。そのための準備なら何でもするつもりでいました。

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二人で玄関を出た後、私は妻を外に待たせて車庫から車を出しました。エンジンをかけた瞬間、カーステレオにセットされたままになっていた妻のCDが鳴りだしたのです。私は慌ててFMに切り替えました。
妻が普段から聴いているCDの曲が、彼女の決心をかき乱すのではと思ったからです。

私は夫の顔を保ちながら、自分でも気付かない巧妙な行為の積み重ねで、徐々に妻を私の願望の世界へと陥れているのかもしれません。

車から眺める外の風景は、晩秋といえる時期に移り変わっています。
街路樹の木々も色付き、もう暫らくすればクリスマスセールが始まり、慌しさが街を埋め尽くすのでしょう。

クリスマスか…
今年はどんなクリスマスになるんだろ…

去年のあの頃を想い出しながら、私は岩崎との約束の場所へと向かったのです。


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プロフィール

川島 ゆきひと

Author:川島 ゆきひと
夫である私の見ている前で他人と体を重ね合わせ、すべてを受け入れる妻の姿…
夫である私にすらまだ見せたことのない露わな妻の姿…

30代になった私たちが寝取られや夫婦交換で体験した様々な出来事、いろんな方との出会いを、このブログに書きたいと思います。

私の詳しいプロフィールについては、こちらをどうぞ








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