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一夜妻の傍らで【01】

どのくらいの時が経ったのでしょう。迷路のような眠りから解かれた私は、閉じていた両目をゆっくりと開きました。

裸のまま眠ってしまった私の上に、揃うように重ねた布団と毛布がかけられています。

由香里…

私は慌てて隣の布団にいる妻を見ました。彼女は岩崎に顔を向けたまま、男の腕に寄り添うように眠っていたのです。

枕元の灯は消され、窓側の障子から漏れる内湯の照明が微かに部屋の中を照らします。暗がりに慣れない目で時計を探しました。まだ、深夜の2時過ぎです。

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部屋を包む静けさの中で、微かに由香里の声が聞こえます。寄り添う互いの耳元で、声を潜めながら何かを話しているのです。

眠っている筈の夫を気遣ってなのか…
それとも、私に聞かれたくない二人だけのやりとりなのか…

冬の冷たさが、微かに開いた戸の隙間から部屋の中に漂います。
私は眠ったふりをしながら、消え入りそうな二人の話し声に耳を澄ませました。暗がりの中で目を閉じ、言いし得ぬ孤独と疎外に耐えていたのです。

 ……じゃあ… だったんですか……
 ……かも知れないですよね……

時折聞こえる由香里の小声に、まるで愛おしい相手に囁くような甘い笑みが混じります。一夜の妻としての限られたひと時を、互いに与え合う肌のぬくもりを感じながら、もう一つの幸福の中で過ごしているのです。

今、由香里は岩崎との一夜を慈しんでいるんだ…
時の限られた二つ目の満たしを妻が手にしたのなら、私はその傍で彼女を想い続けたい…

息を潜め、暗がりに漂う微かな妻の声を追いかけます。

すぐ側で見届けたい…
一夜妻としての由香里を愛したい…

胸を叩く鼓動の昂りを隠しながら、私は自分の存在を夜の片隅に消し去ったのです。

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一夜妻の傍らで【02】

その話し声は、次第に途切れる時間が長くなっていきます。実際はほんの僅かな間だけだったのかも知れません。消え入りそうな二人の声の間は、私が闇の中に一人で取り残されるような孤独と不安に駆り立てます。

やがて静寂は一つに繋がり、私の耳に届く声は消え失せました。

もう、由香里は眠ってしまったのか…
まるで本当の夫婦のように、岩崎と肌を寄せ合いながら…

私は妻の方にそっと顔を向けました。
微かに漂う外からの灯りが、暗幕のような夜に包まれた部屋の中に影を浮き立たせます。私は薄目を開け、おぼろげな輪郭を辿るように由香里の姿を求めたのです。

目にした光景は、眠る妻の姿ではありませんでした。肩まで布団をかけたまま、闇の中で息を潜めて互いに口元を重ね合う由香里と岩崎の姿でした。
すぐ側で眠っているはずの私に気付かれないように声を忍ばせ、息を押し殺しながら舌を絡め、互いの温もりを感じ合っているのです。

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私はそっと布団を目元まで上げ、寝たふりを装ったまま、暗がりに溶け込む二人の姿を見つめました。

先程の由香里と岩崎の交わりは、その淫らな行為を私に晒すことを受け入れた上でのものです。
私が露天風呂に行っている間に、二人が灯りを消した部屋の中で愛し合っていたことでさえ、やがて私が部屋に戻り、その行為を目の当たりにすることを承知していた筈です。

それなのに… 今、由香里と岩崎が声を消し去りながら互いを求め合う行為は、傍らで眠る私に対する気遣いなどからではなく、誰にも邪魔をされない夜の一時を手にしようとしているのでしょうか。

岩崎は、妻の口元からゆっくりと舌を這わせながら首筋に顔を埋めます。彼女は息を堪えたまま口を開け、時折、小さく微かに体を痙攣させます。

由香里… 私が今、傍らで見つめていることも知らずに他人の妻として…
私が望んだ禁忌の願望を遂げるためでなく、自分自身のために岩崎を求めて…

それは淡い光が辛うじて照らす中で見つめる、狂おしく切ない、妻と他人だけの時間だったのです。

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一夜妻の傍らで【03】

岩崎は妻の首筋から胸へと舌を這わせます。まるで由香里の高鳴る鼓動を確かめるかのように顔をうずめ、息を喉に押し込めながら乳房をゆっくりと味わっているのです。
自分自身の精液を注いだ他人の妻を、岩崎はどのような思いで再び抱きしめているのでしょうか。

由香里は仰向けのまま枕に頭を押し付け、喘ぎの声を呑み込んだまま、美しい肌の全てを岩崎に差し出します。

由香里… そうまでして夫である私の存在が邪魔なのか…
いっそ淫らな悶えを漏らしてくれた方が、この惨めさから救われるのに…

それは無痛の拷問とも言える艶かしい光景でした。
手を伸ばせば届きそうな傍らに妻がいるのに、私は身動きをすることすら出来ずに、二人の行為を目を薄く開けながら見つめていたのです。

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疎外と焦燥に身を捩らせ、二人の混じり合う息の気配を感じながら、私は生唾を呑み込みました。胸の鼓動は意思とは切り離されたかのように、無情の高鳴りを繰り返しています。
狂おしい嫉妬の呵責に苛まれながら、それでも尚、私の願望は淫らで美しい妻を追い求めているのです。

彼女は、私の目から逃れられていると信じているからこそ、自身の中に埋もれた欲望の昂ぶりを岩崎に晒すことが出来るのでしょう。由香里が奥底に秘め続けた淫らな願いを暗がりの中で見届けることが、存在を消し去った私に出来る唯一つの行為でもあるのです。

由香里… 何度も心ゆくまで他人に身を任せて構わない…
他人の一夜妻になった由香里の姿を、その傍らで心を掻き毟られながら愛したいんだ…

私は布団の中で手を自分の下腹部に添え、狂おしく服れ上がった茎を握りしめました。
息を押し殺したままその手を動かし、愛おしい妻の姿を見つめたのです。
自虐と卑屈が交錯する魔性の快楽が全身を包み込みます。

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岩崎は布団から上半身だけを晒したまま由香里の上に体を重ねると、口を大きく開いてゆっくりと下腹部を突き上げます。妻は反射的に体を反らし、膣を貫く肉茎の火照りを迎え入れたのです。

二人の口元から零れる深く艶かしい吐息が漆黒の闇へと溶け込みます。螺旋のように絡み合う熱い呼吸が、傍らで耐える私の耳元をいたぶるのです。

暗がりに包まれた部屋の中で私は目を見開き、交わり合う二人が繰り返す淫らな動きを見つめたのでした。

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プロフィール

川島 ゆきひと

Author:川島 ゆきひと
夫である私の見ている前で他人と体を重ね合わせ、すべてを受け入れる妻の姿…
夫である私にすらまだ見せたことのない露わな妻の姿…

30代になった私たちが寝取られや夫婦交換で体験した様々な出来事、いろんな方との出会いを、このブログに書きたいと思います。

私の詳しいプロフィールについては、こちらをどうぞ








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